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今回は、トラブルシリーズとして、Synology NASのHDDがクラッシュしてしまいエラーが発生した場合の対処法と復旧方法について紹介します!
何を隠そう、Synology NASのHDDがクラッシュしてあたふたしてしまった張本人です…
しかもRAID0の冗長性なしの状態で運用していました…
復旧には時間もかかりますが、予想よりは大変ではなく、ポジティブに良いこともあったので、紹介します…
今回クラッシュしたSynology NASは、 DiskStation DS216j となりますが、 DiskStation DS218j 、 最新モデルの DiskStation DS220j でも同じ対処法・復旧方法になると思います。
なぜ Synology NASのHDDがクラッシュしてしまったのか?
原因は年数であると思います!
NASのHDDはPCと違い、常時稼働しているので、故障してしまうのかもしれません…
HDDは、WESTERN DIGITAL(ウエスタンデジタル) のWD Blueシリーズを使用していました!
「ちょうど保証が切れる2年ちょっとで壊れました…」
HDDのクラッシュを防ぐ方法はなさそうです、やむなしです…..
HDDがクラッシュしたら、即座に保証対象期間(WD Blue:2年 RED:3年)か確認して、保証対象期間内なら交換申請をしよう!!
Synology NASのHDDがクラッシュしたらどうすればいいの?
① WEB管理画面から、FileStationにアクセスして、保存データが確認可能か確認
Synology NASでは、かなり早めに、HDDの交換を促す仕様になっている気がします!(不良セクタの増加警告等)
したがって、RAID0という冗長系のない形で、保存していても、2台格納のうち、1台のHDDが故障しても、保存データが確認できる場合が多いです。
保存データが確認できたら、②に移ろう。
確認できなかったら、データ喪失の可能性高し….
② 新しいHDDの購入とHDDスタンドをAmazonで購入しよう!
ポイントは、なるべく無駄なお金をかけないということ&迅速に対応するべきということです。
現在のHDD構成を見直し、1台のHDDの購入で、将来的な容量増加や、RAIDの変更(冗長性確保)できるように容量アップをするチャンスと捉えましょう!!そうすれば、更新を兼ねた設備投資になります!!
例を出しますが、私の場合は、3TB のHDDを2台使用し、RAID0の合計6TBでの運用を行っていました。
ただし、実保存容量を改めて見たら、2.7TBほどでした。
そこで、将来的に4TB✕2台のHDDによるRAID1の冗長系での運用を目指すことにし、とりあえず4TBのHDDを1台購入しました。(3TBと4TBのRAID1では、実容量としては3TBでの運用となります。ただし将来的にもう1台4TBHDDを購入すれば、4TBでのRAID1の冗長系の運用が可能となります!)
まだ無駄な費用をかけないためにHDDスタンドの購入をおすすめします。理由は、外付けHDDを購入して一時的なデータ移行せずに、交換用の新しいHDDを一時的なデータを移行用とすることができるからです!!
私の使っているおすすめのHDDスタンドは以下のスタンドです。2000円以下で購入可能です!!
ここでのポイントは、交換用HDDを一時的なデータ移行用に使用することで、無駄な費用を削減できるという点です….
③ 購入した交換用HDDをHDDスタンドに設置して、USBでSynology NASに接続し、データをすべて書き出す!!
ここでHDDスタンドの出番です。購入した交換用のHDDを購入した交換用HDDをHDDスタンドに設置して、USBでSynology NASに接続し、データをすべて書き出します。
WEB管理画面から、FileStationにアクセスして、NASのフォルダ構成と同じ形で、HDD内にフォルダを作成して、データ移行することがおすすめです。
データ移行に関しては、複数タスクでできるので、フォルダを先に作成したら、あとはコピー操作を一気に複数連続で行い、バックグラウンドのタスクとして貯めてしまいましょう!
ここでのポイントは、データ移行前のNASの容量と移行後のHDD内のデータ容量が一緒かどうか確認することが大事です。
今回交換用として購入したHDDは、安くなっていた以下のWD Blue の4TBHDDを購入しました!即日届きました!
④ 故障した1台のHDDをSynology NASから取り外し、正常に動く残りのHDD1台の状態でリセット!!
今までSynology NASに設置して運用していた2台のHDDのうち、故障したHDDのみマウントから取り外してください。
その際にケースは外したままで構いませんので、取り外した後、電源を入れ、WEB管理画面から、正常に動く残り1台のHDDをリセットしてください。
⑤ 「④でリセットしたHDD」に、「③で作成したデータ移行した交換用HDD」をスタンドに設置した状態でSynology NASのUSBポートにUSB接続して、WEB管理画面からデータをすべてコピー!!
さきほど、④でリセットしたHDDに、③で作成した「データ移行した交換用HDD」をHDDスタンドに設置した状態でSynology NASのUSBポートにUSB接続して、WEB管理画面からデータをすべてコピーします。
この際に、データコピーと同じように、共有フォルダのみ先に作成し、データコピータスクのみバックグラウンドで貯めて、一気にやってしまいましょう!
⑥ コピーが完了したら、「③で作成したデータ移行した交換用HDD」をリセット
リセット方法は色々ありますが、一度PCに接続して、PCからリセットしたほうが良いかもしれません。
クイックリセットで構いません。私は、Macから、ディスクユーティリティからクイックリセットを行いました。
⑦ リセットされた「③で作成したデータ移行した交換用HDD」をHDDスタンドから取り外し、④で取り外し空いているSynology NASのHDDマウントスペースに挿入しネジ止め
ここまでやれば終わったも同然です。Synology NASが自動的に新しいHDDを認識し、RAIDの確認画面が立ち上がります。ここで冗長系にするのであれば、RAID1やSHRを選択しましょう!!
あとは自動的に、データをコピーして、冗長系運用にしてくれます!!
まとめ
ポイントは、交換用の新しいHDDを、一時的なデータ移行用のHDDとして使用することで、コスト削減と効率化を実現できる点です!!!
またHDDスタンドも安価ですので、今度も役に立つことを想定すれば、絶対購入しておくべきです!!!
(故障したHDDもリセットすれば、耐久性は疑問だが、PC上では使用できる場合が多い)
データ移行に時間はかかりますが、張り付いている必要はないので、寝てる際や、なにか作業しているタイミングでやるのがおすすめです…
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